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2011年は64bitマシンの普及期元年

2010年12月18日

来年のことを言うと鬼が笑うとかいうけれども,ま,年末なので。

世の中の流行はネット(クラウド)を志向しているようだけれども,あたしんとこのようなパッケージ製品を売っているベンダでは,そんなもんより重要な話があります。それは,ソフトウェアの64bit化対応。来年は,64bitマシンの普及が本格的に進んで,普通のユーザが普通に64bitな環境を使いはじめる年になるはずです。

OS の64bit化が一通り終わって,残るところのほとんどは,ユーザランドのアプリケーションということになるんだけれども,これがいまだに進んでいない。ブラウザやエディタのような主要なところは出揃っているけれども,あたしがやってるニッチな分野では,普通に32bit環境を前提にしたプログラムがばらばらあります。これまで,64bitはオマケの位置づけで,64bitアーキテクチャのユーザさんにも32bit互換モードで動くから大丈夫ですよ!とか言っていました。けれどもこの頃,パフォーマンスと安定性の点から純正の64bitアプリケーションを欲しがるお客さんが急増している。

うちの場合は,ある程度64bit対応が進んでいるけれども(とゆか,もともとマルチプラットフォームを前提にしているから64bit化も難しくなかったりする),それでも色々問題が出ています。歴史が長いベンダや大きなベンダは,32bitの資産が多くて困っているところもあるんじゃないでしょうか。しかし,来年こそ真面目に対応を考えないと再来年はないと思ったほうがいい。個人的には,それくらいの危機感があります。そゆことで,とりあえず,これは読んでみた。

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反対に,割と小さくて小回りのきくベンダや,これからパッケージ製品に参入しようとしているベンダにとってみると,これほどの大きなチャンスは,この先しばらく訪れないかもしれません。というのも,ソフトを64bit対応にするだけで,大きなシェアを持っているベンダのお客さんを,ゴッソリいただけるかもしれないからです。

マルチコアをはじめとした並列処理の実行環境は,ユーザさんにとって分かりづらかったけれども,64bit環境でも動くというメリット(というか動かないデメリットがないということ)は非常に分かりやすい。ここはチャンスです。

一方,Intel Atom もマルチコア版が出たということで,マルチコアの実行環境について配慮していないソフトウェアの淘汰も,ますます進むはず。これもスレッドセーフなアプリケーションをこれまでちゃんと作ってきたか,といったヒゴロノオコナイがモロに出てくるわけで,対応できないところはどう頑張ってもマイナスからのスタートになってしまいます。

来年はなかなか楽しみな1年になりそうです。そういや,Chrome の64bit版って出てるんだっけ?Firefox は 4.0 からだったような……。

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