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Wikipedia "JavaとC++の比較"が謎すぎる件

2010年12月28日

Java の宣伝なんだろうけれど,分析の仕方が根本的に間違っている(JavaとC++の比較 - Wikipedia)。Java のエバンジェリストに限って,こういうのが多いのはどういうことなんだろう。

特に,ここら辺は,もはや何と何を比べたいのか意味不明。支離滅裂になっている。

Javaバイトコードの方がネイティブな機械語よりも長くなる傾向にある(C++によるコードでは、3行目でロード,インクリメント,保存が1命令で行われており、短く済んでいる)。

JavaとC++の比較 - Wikipedia

Java が生成するバイトコードの量と,C++ のコンパイラが生成する機械語命令(CPU 命令)の数を比べて何が言いたいのだろう。Java が生成するバイトコードのひとつひとつは,最終的に機械語命令に翻訳されます。比べるならその部分だろう。ま,それは Java 処理系の実装に依存しているわけですが。

また次の点も,真面目に検討しているとは思えない。

一般的に、Javaは、メモリ確保やファイルI/Oのような演算においてはC++より性能がよいが、算術演算や三角関数計算ではC++の方が優れた徴候を示す。

JavaとC++の比較 - Wikipedia

Java で書かれたプログラムは,必要なリソースををあらかじめ確保してから実行する分オーバーヘッドが少ない,と言いたいのだと思います(そもそも,Java にメモリ確保という概念があるのか微妙なんだけれども)。しかし,それならば C++ でも「そう書けばいい」というだけの話なわけで,まともな比較になっていない。速度を比較するなら,ボトルネックになっている部分(Java で言うならプログラムや JVM 起動時のオーバーヘッド)も含めなくちゃいけない。そこでリソース確保してるんだから。

なんつか,こゆの見てしたり顔に「そもそも Java と C++ の命令数(←あやふや)を比べると……」とか言う若い子が目に浮かんでしまって,物悲しくなってしまいました。いい加減なこと書くもんじゃない。

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