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年末見ていたDVD - 『ROME』

2010年12月30日

勧められたので見てました。かなりの予算をかけた大作。あたしゃ後から評判を読んだんですけど,評価通り面白かったです。

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話は,カエサルがガリアを制圧するところから,ローマ帝国初代皇帝であるオクタウィアヌス(アウグストゥス)がアントニウスを破るまでが描かれています。

面白いのが,歴史の大きな話と並行して兵士の友情話と貴族女性のドロドロ話が語られるところ。こゆ小さな話が大きな話を補完して,単なる戦記モノや大河モノとは異なるリアリティを作り出しています。特に,前者,ウォレヌスとプッロの友情話は,歴史の大局と当時のローマの暮らしを結びつける要になっています。

ルキウス・ウォレヌスティトゥス・プッロは,歴史上実在する人物でガリア戦記に登場している人物です。本作でウォレヌスは第13軍団ゲミナ所属の百人隊長とゆことで,ガリア戦記通りですけれど,プッロはその部下という扱いになっています。プッロは,史料上第11軍団クラウディアの百人隊長とゆことなので,細かいところで位置づけは異なるみたい。ともあれ,この二人の友情話はなかなか泣けるものがあります。それにしても強すぎだろ,とゆのはあるんだけれども。

また,歴史の中にちょこちょこと有名人が出てくるところも楽しいです。あ!ヘロデが出てる!みたいな。こゆ裏づけを見ると,紀元前1世紀の世界にいる感覚に実感が伴ってきます。

一方,ミリタリー好きの人にとってみると,戦闘シーンが少ないと思うかもしれない。また,人(特に奴隷)は簡単に殺されるし,エロシーンも比較的多いです。血とエロが苦手な向きには,ちときついかも。戦闘シーンやエロシーンについては,ややバタ臭さがある。

個人的には,アントニウスとクレオパトラのくだりが,言われているところとの解釈と少し違っていて,逆に面白かったです。美談は分かりやすいけれど,人はいろいろ考えるもの。実際どうだったかはともかく,人間ドラマとして見ると面白いものがあります。年末年始の暇つぶしにでも,どぞ。

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