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「ほんまでっか!?TV」を見ていて思った池田清彦氏のこと

2011年05月11日

以前書いたエントリで引用した箇所を思い出した。まさに身をもって自説を証明したな,と。

科学の内部における競争は激しく、競争に勝ち抜いて、たとえばノーベル賞をとるためには、ほかのことにはわき目もふらずに研究をしなければならない。競争に勝ち抜いてノーベル賞をとって、社会的な発言力を獲得しても、政治や経済や社会や文学や芸術に対する知識は素人と同じであるから、発言を求められても、そのへんのオッサン以上のことが言えるわけのものでもない。これでは志ある若者の尊敬をかちとることはできない。大学での理学や工学の教育も、一般教養を軽視して、すぐに役立つマニュアルばかり教えるものだから、この傾向にはますます拍車がかかる。

『科学はどこまでいくのか』(池田清彦,筑摩書房,2006年,p184)

「発言を求められても、そのへんのオッサン以上のことが言えるわけのものでもな」く,「一般教養を軽視して、すぐに役立つマニュアルばかり教える」から,この傾向(理工軽視)に拍車がかかる……か。ふーん。この番組の趣旨そのまんまでね?みたいな,みたいな。

この番組は,そゆもんと割り切って見るもんだから,楽しいっちゃ楽しいんだけれども,同氏の立ち位置はよく分からないなー……とか,思ってしまう。どうでもいいんだけど。

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