Entry

SODEC 2011 雑感

2011年05月15日

数年ぶりに SODEC(ソフトウェア開発環境展)に行ってきたので,その雑感とか。

なんだか思うんだけれども,SODEC のブースは,行く度に抽象的なコピーの多さが目につくようになってる気がします。ソフトウェアの開発環境についての展覧会なのに,具体的な開発プロセスに対して,地に足の着いた提案なり解決なりがほとんど見受けられなかったのは残念でした。

例えば,意味の分からない横文字でごまかそうとする。また,例えば,既存技術の名前を変えただけのモノをさも新しい技術であるかのように売り出そうとする。

SODEC はどちらかというと,エンドユーザではなく,開発者間で情報を交換する場といった性質があるので,出展内容も割と新しい技術が並ぶことが多かったんですけれど,ここまで保守的になってしまうとは,なんだかなー……な感じ。もちろん,すべての企業が新しいことに手を出す必要はないとは思うけれども,個人的にはソフトウェアに対してワクワクする感じをまったく得ることができませんでした。

もうひとつ,このことを象徴していたのが,コンパニオンのおねえちゃんをはじめとして,ブースの人が,より露骨に名刺をねだるようになったこと。以前も,名刺を渡さないとノベルティをくれないとかいった話は普通だったんだけれども,今回はちょっとパンフレットを見ていただけで「パンフレットを取ったなら名刺をくれ」的なことを言ってくる(ところがあった)。なんだそれ?

客にしてみたら,今後付き合いたいと思っているところに名刺を渡すわけで,まだどんなところだか分かりもしないところに名刺を渡すわけないだろう。反対に,ブースで営業する立場からしてみても(あたしは営業ではないが),今後お付き合いできそうなところかとか,自分の技術で何を必要としている人なのかとか,ある程度相手を見てから名刺を渡さなければ非効率です。名刺だからつってなんでももらえばいいもんでもないと思うんだけれども……どうなんだろう。

また,SODEC は5月開催されることもあって,新人君の研修見学コースになってるところもあるわけだけれども,何の決裁権もないコたちに名刺を配ったところで営業的にも新人君的にも意味がなかったりします(新人君は不要な DM を受け取ることになるし,こちらは不要な営業工数を取られることになる)。将来のある新人君には,今現在の名刺よりも,自社の技術や可能性を知ってもらうことに重点を置くべきだと思うんだけれども,そこら辺をなおざりに名刺名刺とねだるのは,なんだかなーな感じ。それもこれも,自社の技術をアピールすることよりも,「何はともあれ顧客の獲得が第一」みたいな目先の話に目が向いているからなのではないか,と思う。

結局,何か関わると名刺名刺とうるさいので,さっさと退散することにしました。

一方,同時開催されていたクラウドコンピューティング EXPO とスマートフォン&モバイル EXPO も覗いたけれど,あまりワクワクせず。「これってただのアウトソースなのでは?」みたいなことを聞いたら,「昔はアウトソースと言っていたけれど,今はクラウドなんです!」とかいった話をいただいたところもあって,とほほな感じ。言い方変えてしのげる時期は過ぎていると思うんだが。

なんだか,いろいろと足が疲れる一日でした。

Trackback
Trackback URL:
Ads
About
Search This Site
Ads
Categories
Recent Entries
Log Archive
Syndicate This Site
Info.
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
Movable Type 3.36
Valid XHTML 1.1!
Valid CSS!
ブログタイムズ

© 2003-2012 AIAN