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The Cove のこととか今さらつらつら

2011年05月23日

昨日,NHK で後日談をやってたので,それに絡んで思うとことかつらつら。

捕鯨問題は今となっては世界的なパワーゲームになってしまっているので,理屈に基づいた話はもう無理なんだと思っていたりする。もはや,文化における覇権をめぐる争いでしかない。

例えば,この話に関連して,「牛を食う西洋人はなぜ許されるのか」とかいった話があるんだけれども,Sea Shepherd ひとつの問題ではなく,米国,ひいてはキリスト教圏にいる人に深く根ざした心性として,「生き物には神様から優劣順がつけられている」とゆものがあったりします。ランクが低いもんは食ってもいいけど,ランクが高いのは食っちゃだめ,と。日本(とゆか東洋の文化圏)では,「生き物は皆平等」で「それにもかかわらず食べている矛盾」を抱えているわけなんだけれども,こゆ発想は向こうさんには端からない。どっちが優れた思想か,とかではなく,そゆもんになっている。

それに加えて,某国では,スーパーマン気取りのヒーロー譚がもてはやされるもんだから,話をややこしくしている。ヒーローは絶対善であるから,何かの主張をしたい人はヒーローになることを目指し,結局,自分を高めて相手を貶める表現に終始することになる。「相手を貶める」のは相手の「ヒーローらしくなさ」を演出するためなんだけれども,しかし,ここがまたバタ臭いところで,演出する内容は「感情的になること」や「金につられること」なんかがその要素になるみたい。日本では,感情的になることについて比較的寛容だと思うんだけれども,向こうの人にとっては,いい大人が感情的になっているところを見ると「やはり野蛮な人間だ」といった印象になる。お金についてもしかり。

話を広げすぎかもしれないけれども,こうした演出は,イラク戦争をはじめとして,あちこちで行われたいわば黄金パターンだったりする。悪の枢軸が云々とかいった文句に,あすこの民衆は非常に弱い。コロっといっちゃう。個人的に,あの戦争は失敗だと思っているんだけれども,失敗してなお,ヒーローを気取るところはさすがとしか思えない。

やや挑発的に書いたけれども,おおむねそんな感じ。

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