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3号の人とかつらつら

2011年11月02日

これなんだけれども。

86年に始まった3号制度は、主婦の年金権を確立した。とはいえ、1980年に614万世帯だった共働きは2010年、1012万世帯へと増えており、2号のフルタイムで働く女性たちが3号制度に注ぐまなざしは厳しさを増している。

厚労省は、3号のパートや専業主婦から保険料を集める案も検討した。だが、支払いが難しい人も少なくない。「家事で夫の仕事を支えている」との反論も強く、結局、9月29日の社会保障審議会年金部会では、妥協案として夫の保険料の半分を妻が負担したとみなし、厚生年金を夫婦で2等分する案を示した。

年金改革波高し:(1)共働き増 「3号」見直しは妥協案 - 毎日jp(毎日新聞)

あたしの周りにも3号被保険者の方はたくさんいらっしゃるので,あまり声高には言えないところがあるんだけれども,どう理屈をこねても負担に対する給付という意味で,そもそも主婦に年金権があるなんて筋にはならないと思うんですよ。これは政治的・時代的な「配慮」の産物だと思う。

「家事で夫の仕事を支えている」主婦については,例えば,年収にすると800万円とか1500万円とかいった,べらぼうな労働収入を試算しているところもあるんだけれども,それだったら,その年収に見合った税金や年金を納めるべし,との方向に倒れやすくなる。その筋で進めてしまうと,年収の割に税金や年金を免れている世帯が出ていることになる。反対に,「実はそんなに稼いでないんですよー」とか言うなら,年金を払う義務もない代わりに給付もない,となるはず。どっちに転んでも筋が通らない。つまり,こんな架空の年収なんつのは,現実の給付を理由付ける根拠として,これっぽっちも役に立たないとゆことです。

一部の人には厳しい話になるのかもしれないけれども,過払いにしても3号にしても,受給する「実質的な」理由が希薄な人に給付があったのは,政治的・時代的な恩恵だったと思ってもらいたい。そして,その恩恵が今現在も妥当するものなのか,考えてもらいたい。その結果無年金者がいる世帯になったとして,なお困っているところは,受給要件が比較的厳しい生活保護のフレームで考える話なんじゃないだろうか。

とゆか,個人的には,もう年金制度オワタな感じなので,さっさと体よく清算してもらいたいと思っています。受給年齢が上がりきって死んでからしかもらえない年金(遺族年金)よりも,今の生活の方が大切だろう。しかも,この遺族年金にしても,妻が死んだときの夫の受給資格はすこぶる厳しい。共働きで家庭を支えている世帯(夫・妻どちらが死んでも困る世帯)が一定の規模にある現在においても,こんな調子。こんなに政治で平等・不平等がコロコロと変わる制度はなんなんだと思う。

ま,ただの愚痴です。ただの愚痴なんだけれども,労働意欲が削がれるよな,と。

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