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確信犯の誤用は故意犯じゃないんでねいの?

2011年12月14日

どこから出た話なのか分からんけれども,確信犯を「悪いことを悪いと知ってすること」のような意味で使うのは誤用で,「それを言うなら故意犯」とか言ってる人がいる。しかし,誤用かどうかはともかく,故意犯云々の話は違うんでねいの?

まさか,法学部の出身者でこゆことをまともに言う人はいないだろうけれども,判例上,故意の内容で違法性の意識云々が問題になることはない(とされている)。そんなことまともに言ってるのは,厳格(制限)故意説の人くらいだろう。悪いことを悪いと知ってしなくても,故意犯は成立する。

そもそも今となって,ラートブルフの「確信犯」は死語の類になっていると思う。使われてるのは,古びた法律学の世界だけ。死語を真として,先述のような用例を誤用と呼ぶとしたら,単に確信犯という言葉がなくなるだけなんじゃないだろうか。「なさけなし」は誤用だろうか。「おろかなり」は誤用だろうか。「うつくし」は誤用だろうか。

いずれにしても,こゆ話をろくに考えもせずに(Wikipedia でも見たんだろうが)いちいち持ち出して「誤用だ誤用だ」とわめくのを見ていると,学生臭をプンプン感じてしまっていたたまれなくなる。もうやだなぁ。

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