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女性宮家の話と男女同権の話は別論なんでねいの?

2012年02月29日

なんだか,田原総一郎氏が,男女同権なんだから女性宮家の創設はむしろ遅すぎた,とかいった話をしていたんだけれども,これはなんだか違う気がする。他で散々言われていることなんだろうけど。

というのも,天皇制自体,男女同権とかいった「国民の」話からかけ離れている制度だから。一般の国民とは別扱いされているところが(少なくとも,天皇は主権主体としての「国民」ではない),男女の別に限って平等を云々してもしょうがない,とゆこと。

田原氏の理屈を進めていけば,現在,婚姻の自由なんて常識なんだから,男子の皇族にも自由な婚姻を認めるべきだ(現在は皇室会議の承認が必要),とかいった話が出てくるはずだけど,そゆ話は出てこない。女子の皇族の場合,婚姻自体は自由なので(一時金支給のための皇室経済会議はあるが),ここにも男女の不平等があるぞ。どうするんだ?

仮に,女性宮家を創設したら,その女性皇族(準皇族とする案もある)に婚姻の自由はなくなるのだろうか。そうだとすると,男女間の不平等はなくなるものの,女性皇族間で婚姻の自由が認められる皇族とそうでない皇族が出ることになるわけで,どちみち不平等になる。そしてそれは,天皇制ゆえの不平等といっていい。

あたしゃ,天皇制の存続や廃止自体に対しては「どうでもいい」な態度なので,宮家創設の結論はどうでもよかったりします。しかし,こゆときに都合良く男女平等を持ち出すな,とは言いたい。もっと言うなら,こゆとこに安易に男女同権とかいった言葉を使っていたら,男女平等の理念自体,その意義が薄れるとすら思う。強調して貶めるという……ほめごろしか。

天皇制は天皇制それ自身として,それ自身の論理で武装すべきだと思う。国民めの理屈を使ったら,制度の基盤も危うくなるんでネイの?とか。「天皇いなくなっちゃうから」とかいった,実質的(本音)だけどアドホックな理由も制度を脆弱にする要因になるんだろうな,とも。

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