Entry

内作とサポートの話

2012年03月29日

先日知人と話していたんだけれども,製品を全て内作しているソフトウェアベンダは,やはり強いとか云々。うちの会社もそうなんだけれども,その会社では,製品のソースコードをほぼ全て自社内で作っています。うちの場合も,zlib みたいなライブラリを初めとして, FFT や Wavelet ライブラリなんかも,ほとんど自社内で書いたコードを使ってる。ま,現バージョンでは効率が多少悪いんだけれども,それ以上に自社内でコードを持っているメリットは有り余るものがある。

ちなみに,学生さんや業界外の人は驚くかもしれないけれども,ソフトウェアベンダを名乗っている会社で自前のソースコードを持っていない会社は珍しくありません。受託専門というわけではなく,他社からライブラリを買ったり,製品の名前を変えて売っていたりする。OEM というやつですね。内作してる会社が云々というのは,そゆ会社と区別しています。

一時期前,というか今もそうだけれども,ソフトウェア開発のコストはほとんどが人件費だから,安いところ(中国とか)にアウトソースすることが流行りました。日本人は設計だけして,コーディングは人件費のかからないところでやるとか云々。OEM についても然り。しかし,最近なんとなく感じるのだけれども,こゆ方式は,麻薬のようにソフトウェア業を蝕んでいる。

最もそれを感じるのは,保守に入ったときの対応の早さです。OEM ばかりだと,問い合わせへの対応が遅くなることがある。どんなに各自が急いでも,伝言ゲームなのだから,内作しているところと比べて,対応の速さが違うのは当たり前と言えば当たり前です(もちろん例外もあるが)。また,プログラムの内容をベンダ自身が知らないので,応対もふにゃふにゃになりがち。

実際,対応の早さで,OEM や外注をメインにしているベンダから乗り換えるお客さんが,最近目立っていると言います。「外注は安いんだけど,保守悪すぎ」とゆ評価。

SI 界隈ではすでに同じようなことが起きているけれども,NDとTソルの特許庁話を蒸し返すまでもなく,あちこちで甘い蜜に技術力を蝕まれてるところがあるのだと思う。あるのは責任の擦り付け合いとゆ政治の話。悲観すぎかしらん。でもそう思う。

Trackback
Trackback URL:
Ads
About
Search This Site
Ads
Categories
Recent Entries
Log Archive
Syndicate This Site
Info.
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
Movable Type 3.36
Valid XHTML 1.1!
Valid CSS!
ブログタイムズ

© 2003-2012 AIAN