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kobo の評価が微妙な点について

2012年07月29日

楽天の電子書籍リーダ kobo の評価が微妙な点について(参照:細かいことで騒いでいるのは少数派ですよ:日経ビジネスDigital),ま,個人的には初期ロットの不良や初期サービスがダメな点も,まぁあるんだろうなという認識です。こういうのもなんだけど,楽天の技術は初歩的なローカライズもできないとゆのも,ま,マーケティングでがんばってきた会社だから,そゆもんなんだろなとも思う。マーケティングがとりえの会社が,少数派云々とかいうのはアレだと思うんだけど。

というか,読書革命を標榜している楽天 kobo は,実質的に見ると Amazon Kindle をはじめとした電子書籍市場の後裔だったりする。その時点で,革命云々とか言うには今までのそれを上回る何かが必要ななわけだけれども,残念ながら,今のところ kobo は Kindle の劣化コピーに過ぎない。

何より,現在の電子書籍ユーザは,Amazon Kindle をはじめとした電子書籍市場黎明期とはユーザ層が異なる。黎明期のアーリーアダプタは,多少の不具合があっても自分で対処するだけの力と好奇心があったし(それでもこんな失態は聞いていない),技術的なフィードバックもできた。そのフィードバックを取り入れて,Kindle も成長してきたところがある。しかし,kobo のユーザ層は,「ちゃんと動いて当然」と考えている人です。もちろん,そういうユーザが悪いということではなく,現在では電子書籍リーダに対する「あたりまえの品質」が確立しつつあるということ。楽天の場合,市場が成熟してきた頃合を見て,買収した端末をちょちょいとローカライズして配布すれば Amazon のシェアをかっぱらえるだろう的な安易な発想が見え隠れして,なんだかトホホな感じがする。

日本企業の振興市場へのアプローチは,リスクを取らずに他の成果をかっさらうようなもんばかりで(電子書籍しかり,3Dテレビしかり),それは楽天のそれに限った話ではないんだけれども,ま,それじゃ黎明期からリスクを取って成功したところと比べて弱くなるわなとは思う。市場ができている頃には,もう手遅れだったりする。結局,kobo は何をやりたいのか,今のところよく分からないなあ……とかとか。ま,それだけ。

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